『日本一周 11日目』
本日から日記を付けることにした。
旅の記録に、感情の記憶に。
本を開いてペンをとる。
眠る前に1日を思い返して。
『日本一周11日目』2021 6/3(木)
荷物整理に自宅に一時帰宅したのが、「日本一周10日目」2021 5/2。
本日は2021 6/3。
まさかの1ヶ月経過。
緊急事態宣言に、書類の手続きに、体調不良、他にも少々雑事をこなし、のんびりしていたら、1ヶ月経っていた。
時間が経過するのは早いね。
いつの間にか1日が終わって、次の日が始まってる。
何はともあれ、本日から日本一周再開。
ただ6/10には自宅に一度帰宅しないといけないから、1週間て四国一周していきましょう!
自宅を出発して、まずは尾道駅へ。
渡し船に乗って向島へ渡ったら、ブルーラインに沿って、今治を目指してひたすら走る。
しまなみ海道は全長約70㌔。
広島県尾道と四国の愛媛県今治を連絡道路。瀬戸内海に浮かぶ向島(むかいじま)、因島(いんのしま)、生口島(いぐちじま)、大三島(おおみしま)、伯方島(はかたじま)、大島(おおしま)の6つの島を繋ぐ道ね。
しまなみ海道は自動車専用の高速道路だけど、それと並走しているのが「しまなみ海道サイクリングロード」。高速道路を走る自動車を横目に見ながら自転車で並走できるという状況は、世界でも非常にまれな存在みたい。
そんなしまなみ海道をひたすら進む。
生憎の雨のせいか、尾道から今治までサイクリストは誰一人見かけなかった。
因島大橋、生口橋、多々羅大橋、大三島橋、伯方大島大橋、来島海峡大橋を渡って、今治駅から徒歩3分、本日の宿、「喜助の湯へ」到着。
温泉は勿論、食事処に岩盤浴、ゲーム・pc・漫画・コーヒーなど雰囲気の良い充実の休憩ゾーン、さらにカプセルホテルもついた至れり尽くせりの施設。
ビール🍺1杯と館内着、タオル、アメニティがついて一泊4000円。
下手なビジネスホテルに泊まるなら、こちらが断然オススメ!
雨で冷えた身体を温泉とサウナで暖める。
サウナ6分、水風呂1分、外気浴2分を5回。
諸々で2時間、サウナと温泉を満喫。
お風呂上がりには、ビールを飲む。
旨い旨い。
天婦羅が食べたくて、奮発して御膳を頼んだら、天婦羅がついてない不思議。
その日の食材によって変わるのかもしれないけれど、写真とだいぶ違うような。
まぁいいか。
こんな事もあるでしょう。
ベットに向かって、おやすみなさい。
また明日。
『日本一周 4日目』
2021 4/26
本日はホテルを出発して、小豆島行きのフェリー⛴乗り場を目指す。
ガソリンの給油の際に、店員さんに応援の声を掛けられた。嬉しい。
100均とドラッグストアで手早く買物を済ませて、フェリーに乗船。
平日の緊急事態宣言中ということもあるのだろう。
乗船人数はざっと10人程度。
多くが地元の方のようで、観光目的の乗船客は2〜3人程かな。
1時間程のんびりした船旅を終えて、無事上陸。
まずは寝床の確保に、目星を付けていた「吉田キャンプ場」へ。
水道、トイレ完備。地面は芝生で、目の前は海岸。
これで一泊600円は破格のお値段。
大当たりだ。
14時程に到着したが、すでに地元のキャンパーが2組キャンプを楽しんでいた。
手早くテントを張って、バイクのエンジンをかける。
日が沈むまで小豆島を回っていこう。
走り出すと、小豆島の道は凄く楽しいと思った!
道路が広いのに加えて、車通りが殆どなく、海岸沿いは景色がとても綺麗だ。
なので原付でも、風を感じ、眺めを楽しみながらのんびりと走る事が出来る。
一番驚いたのは、殆どの車両が制限速度を完璧に遵守している事だ。
普通車が40㌔制限の道を、40㌔で走っている!
文字にすると普通の事ではあるのだが、多くの道路でそうすると、クラクションと追い抜きの嵐が起こるだろう。
だが小豆島では見た限り、そんな事は一切起きていない。
誰もが制限速度を遵守して、安全に走っている。
よって原付でも車の流れに乗って走れる。
運転が楽しいと感じたのは久々だ。
観光地の土渕海峡、エンジェルロードをのんびり回っていると、あっという間に夕方に。
気温が一気に下ってきた。
夕食の買物をして、キャンプ場へ戻ろう。
カブのライトは心もとないので、なるべく夜間走行は避けたいところだ。
夕暮れまでに、どうにかキャンプ場へ戻ってこれたが、身体が冷え切ってしまった。
日中はシャツ一枚で十分だったとはというのに、夕方からは重ね着してレインコートも着たが身体が震える殆ど寒い。
キャンプ場から3分の場所にお風呂があるので、すぐに向かおう。
小豆島オートビレッジキャンプ場、併設のお風呂。
お値段400円。
最大で10人入れる程度のお風呂が1つあるシンプルなお風呂。
ボディソープと、シャンプーリンスが付いている。
2つのキャンプ場がこんなに近くにあるのは珍しい。
こちらのキャンプ場はお値段2000円〜と吉田キャンプ場と比べるとお高めだが、電源や釜戸、テントなど各種レンタル用品も揃っていて、スペースが広いので家族連れや大人数の方、ワイワイ楽しみたいキャンパーはこちらの小豆島オートビレッジキャンプ場がいいだろう。
ソロや少人数で静かに楽しみたいなキャンパーは吉田キャンプ場がオススメ。
お値段も安いしね。
吉田キャンプ場の料金は、近くに住んでいる管理人の方がテントを見かけたら、徴収に来てくれる。
1日朝昼夕と3回来るらしいので、支払いが出来ないという事は早々ないだろう。
お風呂から上がって着替えていると、一人の男性から声を掛けられた。
なんと同じく日本一周中のライダーだった!
リカちゃん、カブ荷物と日本一周の看板を見て声をかけてくれたみたいだ。
着替えながら、旅中の話で盛り上がった。
まだ今日の寝床が決まっていないとの事だったので、吉田キャンプ場をオススメして、一緒にキャンプをする事に。
日本一周中でなければ、絶対に起きない、出来ない出来事に興奮しつつ、3分程のツーリング。
お名前は風来坊さん。
道具を取り出して、夕食を作り、一緒に食事。お酒も少し🍺
色々な話をして、1時間30分ほど楽しい時間を過ごさせてもらった。
普段の生活では起こり得ない、出会いがある、挑戦出来る。
まさに旅の醍醐味だろうか。
今日は旅始まって一番楽しい日だった。
おやすみ。
『日本一周 3日目』
2021 4/25
日本一周3日目
緊急事態宣言が出てしまった。
姫路 兵庫県も対象地域だ。
調べて見ると、姫路城を始め主な観光地は軒並み今日から休業。
デパート、飲食店は明日から休業になる場所が多いようだ。
今後の進路も考えないといけないので、今日はホテルとその周辺で1日過ごす事に。
時間を持て余して、姫路駅近くの映画館で、映画鑑賞。
『コナン』『るろうに剣心』2本鑑賞。
面白かった。
何方も、もう一度観たい。
その後、城内には入れないが姫路城に足を延ばす。
案外、観光客が多い。
ミラーレス一眼カメラの使い方を勉強しながら、城周辺を散策。
旅の為に買ったカメラ。
使わない手はない。
ホテルへの帰り際に、百貨店へ。
明日から全面休業になるらしい。
飲食店では、休業前に食材を消費しようと、安売りしている店も多かった。
本日夕食に購入。
すべて合わせて、300円。
購入者としては嬉しいけれど…。
ホテルへ戻って今後を考える。
感染状況を鑑みて、太平洋沿いに北上は中断して、四国方面へ向かうことに決めた。
明日はフェリー⛴に乗って小豆島。
そして四国へ。
四国を一周するのに2週間程度として、その間の感染状況次第では、中断もやむなしだろう。
姫路には、コロナの感染が収束に向ったらまた来よう。
また明日。
『日本一周 2日目』
2021 4/24
日本一周2日目
寝て起きたら、旅への楽しみが溢れてきた。
よって当然日本一周続行!
薪がなくなったので、周辺の枯れ木を燃やして、焚き火で暖まる。
すごい朝霧。
前が見えない。
寒さのせいか、手頃なサイズの枯れ木が沢山倒れていたので、薪を買う必要は無かったかも。
お湯を沸かしてカップ麺を食べる。
寒い中、外で食べるカップ麺。
家で食べるものとはどうしてこんなに違うのだろうか。
旨い。
1日旅してみると、より便利な積載の収納を閃いたり、不要な物が多いことに気づく。
あれこれしていると、あっという間にお昼になってしまった。
不味い。
まだ、今日何処に向かうかも決めてない…。
チェックアウトは11時。
もう過ぎてるので、一先ず昨日キャンプ受付をした、ホテルの駐輪場で進路を決める事に。
その前に写真をパシャリ📷
ホテル前に着くと、なんとびっくり。
沢山の人が列を成していた。
どうも、キャンプ場の受付の順番待ちのようだ。
キャンプの受け付け開始は12:30〜。
口コミには、土日は昼に行かないと場所が埋まるとは書いてあったが、まさかここまでとは…。
12:00時点でこれだけ並んでいる。
時間も遅いので、今日は姫路駅周辺のホテルに宿泊する事に。
姫路駅から徒歩5分のホテルが、2泊3日朝食付き大浴場付きで6000円だったので、こちらを予約。
昨日、お風呂に入れなかったので、早々にホテルへ行くことに。
ここを拠点に2日間姫路観光だ。
13時、峰山高原キャンプ場を出発。
下りはとても早い。
エンジンを動かさなくても軽々と時速40㌔
でる。
カーブが多いので、ブレーキをかけながら下る。
姫路までの道のりは、昨日の反省を生かして、裏道、小道を進む。
山奥なので、車通りもあまり無く、楽しく運転出来た。
姫路駅付近の駐輪場へ。
リカちゃんをおいて、ホテルへ向かう。
原付で都市部駅前などの大きく複雑な道路を走るのは緊張する。
正直、初見で何車線あるのか分からないような大きな交差点を2段階右折で曲がるのは、怖い上に出来る気がしない😣
何処の車線から、何処に停まればいいのか、ぱっと見るだけでは判断がつかない事が多い。
そういう時は素直に左折して、暫く進んで停車。
エンジンを切って、歩道で方向転換する事にしている。
面倒だけど、危険運転になるよりはよっぽどいいだろう。
今後は、極力、右折する時は小回り右折で曲がれる交差点を利用する事にしよう。
本日の宿は『天然温泉ホテルリブマックスPremiere姫路南』
https://maps.app.goo.gl/h8NHmbYXeE9Wo5vB7
ホテルに着いたら早速お風呂へ。
サウナ、露天風呂もついてて、清潔感もある。内装も綺麗で接客もいい。
これで朝食付き2泊で6000円は大当たりだ。
お風呂に入って部屋に戻ると、ベットの誘惑負けて、のんびりする事に。
姫路観光は明日にしよう。
うん。
ビールを呑んで、観光地を調べて、就寝。
また明日。
『日本一周 1日目』
2021 4/23
日本一周1日目
遂に日本一周が始まる。
旅のテーマは、
『世界を見て、触れて、感じて、楽しむ』
予定をしっかり事前に立てる「旅行」ではなく、気の向くままに、興味の向くままに進む「旅」にでる。
気になるものを見つけたら、進路変更。
美味しそうなものを見つけたら、食べる、飲む。
綺麗な景色を見つけたら、時間を気にせず眺めて心に焼き付ける。
結果、目的地に到着出来なかった。
野宿になった。
そんな事があってもいい。
勿論、金銭、時間、体力などの問題で、全て無理だと思う。
けど、それらが許す限り、自分の感情に素直に向き合って旅をしよう。
いざ旅へ。
『日本一周1日目』
広島の自宅を出発して、岡山方面へ。
岡山県の観光地は何度も訪れているので、兵庫県まで進むことに。
原付で、長距離を走るのは今日が初めてだ。
荷物を山積みにしてる事もあって、なかなか前に進まない。
特に坂道はフルスロットルでも失速。
道路の凹み、突風でバランスが崩れそうになる。
自動車の追い抜きはヒヤッとする事もおおい。
二段右折と30㌔制限に苦しめられる。
分かってはいたが、原付で長距離移動は中々に大変だ。
旅の相棒はリトルカブ50。
「リカちゃん」と名付けてみた🤣
エンジンを鳴り響かせ、トコトコ進む。
朝ごはんは、松屋の牛丼。
旅行やキャンプに行く時は、必ず食べる。
いつの間にか習慣になってる😋
途中、休憩を挟みつつ、本日の宿、
『峰山高原 星降る高原キャンプ』を目指す。
冬場はスキー場になるらしく、標高900m。
かなりの坂道らしい。
リカちゃんで登れるだろうか。
岡山市街を抜け、山に入ると、旅初めての試練に遭遇。
50㌔制限のバイパスを、木材満載の10㌧トラックが80㌔位の速度で、前後から次々と迫ってくる。
付近で工事をしているようだ。
見晴らしのいい山道。
原付が邪魔なのは分かるが、速度制限無視、内輪差も考慮せず抜きに来るのは、運転手として最低だ。
一度接触しそうになったぞ😳
暫く走って、小道に抜けられたので、どうにか事故なく避難。
今後の旅はなるべく交通量の多い大きな道は走らないと決めた。
運転に気を使い過ぎて、旅を楽しむ余裕出来ない。
小道をノロノロ進んだ方が絶対に楽しい。
14時、140㌔走行時点で、給油と買い出しを済ませる。
キャンプ場まで残り30㌔
とはいえ、ここから激坂だ。
到着まで、後2時間はかかると予想して、手早く買物。
驚いたのが、給油量。
満タンでほぼ2㍑丁度だった。
出発前に満タンにしているので、リッター70㌔走ってる計算に。
リトルカブの燃費凄すぎない😃
登り突入。
すごい激坂。
2速でも失速する、というか止まる。
余り使いたくないが、1速に入れてそのまま進む。
エンジンが凄まじく高回転。
甲高い回転音が鳴り響く。
心なしか焦げ臭い様な?
大丈夫かな…
1速と2速のギアを交互に使って、どうにか時速20㌔。
1時間40分程かけて、30㌔の坂道を登りきる。
リカちゃん頑張った🥰
ホテルロビーでチェックインを済ませて、キャンプ場へ向かう。
料金は大人1人1000円。
薪が1束500円だったので、2つ購入。
お風呂にも、と思ったが、強気のお値段1000円だったのでやめておいた。
キャンプ場に着くと、10組程のキャンパーが。
冬場ばここがゲレンデになるらしい。
平日なのに多いな。
流石有名なキャンプ場⛺
土日はここがキャンパーで埋まるらしい。
早速設営。
旅初日は焚き火をしながら、肉を食らう。
日が落ちると気温が急激に下がってきた。
持ってきていた、3日目分の衣服+レインコートで+焚き火で寒さを凌ぐ。
この寒さ、今日は眠れるだろうか🤨
旅を初日を終えて、正直なところ、楽しみと不安が半分半分だ。
寒さと疲れのせいか、日本一周なんて辞めて明日帰ろうか、なんて考えが浮かんでは消える。
寝て起きてから決めようと、頭を振って寝袋へ。
明日からの予定は「太平洋沿いに北上する」これだけしか決まっていない。
さて、どうしようかな?
楽しさと不安な半分半分。
寒さに震えながら、瞼を閉じた。
また明日!